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山の教え

山を登ることはあまりありませんが、山を見るのは好きです。

朝の出勤時、天気がよいと、恐らく蔵王だと思いますが、頭に雪をかぶった山並がきれいに見えます。

東京に住んでいた頃、晴れた日には、アパートのベランダから富士山がきれいに見えました。

春の、温かくも少し冷気を含んだ風に吹かれながら、夕焼けに染まった富士山を見たとき、その場を離れられなくなり、しばらくの間、じっと立ちつくしていました。

富士山と私との間にある空間での、人々の日常の営みに健気さを感じつつ、まるで、この世の幸せを全部独り占めしたようで、彼らに申し訳ないような気持になったものです。

新幹線に乗って、東京と実家を行き来したりするときに見る山も、心を癒してくれました。

ある日、新幹線の中で見た山は、

「私のように、もっと、おおらかに、どーんと行きなさい。」

と私に話しかけてくれているようでした。

そのとき、小さなことに心を煩わせていた私は、はっと思いました。

そのときの山に、今も感謝しています。

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