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内部監査

今日はISOのサーベイランスです。

外部審査機関の審査員が当事務所を訪問し、ISO9001のシステム通りに業務がなされているか、経営課題が解決されているかどうかを審査されます。

その前に、当事務所のスタッフによる内部監査をしなければなりません。

内部監査により、自分たちで、所内の問題点を見つけ出し、改善策・再発防止策を考えるのです。

当事務所では、内部監査は全員で行います。年齢や勤続年数などは全く関係なく、みんな同じ土俵です。

勤続40年の人も、入社2年のスタッフに監査されますし、いろいろな改善提案を受けます。もちろん、逆のパターンもあります。

その内部監査の報告書を見ると、おもしろいのです。

当事務所では、毎月の巡回監査や決算業務の他、決算報告会の開催や利益計画の作成支援、自計化、保険指導等々、いろいろな業務を行なっており、それぞれ数値目標を設定して、毎月計画と実績を、個人別・課別に対比・管理しています。

内部監査員自身が、その業務に関して、それほど積極的に取り組んでいない場合であっても、他のスタッフに対する監査は大変厳しく、非常に的を得た改善策を提案しているのです。

その様子を見て、「自分のことは棚にあげて、他人のことは厳しく見るんだよね」と言う人がいます。

そう言いたくなる気持ちも分からないではありませんが、でも、私はそうは思いません。

なぜなら、まず、「内部監査」という職務に関しては、その責任を全うしているからです。

そして、完璧にできていなければ、他人に何も言えない、という雰囲気にしてしまうと、誰も発言しなくなってしまう可能性があるからです。

他人を監査しながら、自分の問題も一緒に解決していく、というのが、全員で内部監査をしている趣旨なのです。

「自分のことは棚にあげて・・・」という発言は、まったく、「傍観者」の意識しかないと思わざるを得ません。

これからも、「○○さんの監査をして、こういう課題があったけれど、自分も同じようなことがあるなぁ、自分だけじゃない、一緒に何とかしていこうよ」という雰囲気にしていきたいです。

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コメント

「他山の石以って玉を攻(おさ)むべし」(詩経)ということでしょうかね。

投稿: 閑人 | 2009年2月10日 (火) 10時20分

コメントありがとうございます。
おっしゃるようなこともそうですね。
そして、どちらかというと、私は、「自分さえよければ(実績が上がれば)いい」ということでなく、全体としてのレベルアップが、内部監査を通じて得られればいいな、と思っています。

投稿: miho | 2009年2月10日 (火) 16時21分

内部監査お疲れ様でした。
種々の記録を残し・・・、ってやつですね。ツールとしての使い方は沢山ありますね。

最近では、品質管理に始まり、トレーサビリティ、コンプライアンス、コンカレントなどなど多くの言葉を聞きますが、私は単純に会社やプロジェクトの「見える化」って大枠で見てます。
であるから、あるがままで監査を受けることが大事と思いますね。

ただ、最近ISOや他の機構だけでいいのか?と疑問の思います。
皆さん、この世に生を受けた生き物は、「個人の利益(食べ物~生きがい~金銀財宝~名誉)」となるものが必要なはずです。

ということは!

事業(商売)をする人は「個人の利益」を双方で考えなくてはいけないと思います。
会社組織にあって、内部監査での成績がよくとも営業(顧客満足度)がダメな場合もあります。死角となる部分をいかに「見えるか?」とするのかがこれからは必要と思います。

「見える化」→「見えるか?」は事業者と顧客どちらにも当てはまると思います。
経営者と社員にとっては、「会社の本当の実力を、・・・」
顧客にとっては、「安心して使える会社か、信頼できるか、今後取引していい会社か、・・・」
と皆に問う部分なのかもしれません。

日本の商売の歴史では顧客に信頼される技術を持った会社だけが結局、
後世にその名を残しています。
これって素晴らしいことですよね。見習いたいものです。

投稿: ikku | 2009年2月12日 (木) 17時03分

ikkuさん、コメントありがとうございます。
「内部監査での成績がよくとも営業(顧客満足度)がダメな場合」ですか??
他の会社は分かりませんが、当社では、「顧客満足度」は、重要なISOの指標となっており、それを測定するシステムも含まれています。
というか、それなしにISOをやってもあまり意味がないのではないでしょうか?
ikkuさんのおっしゃるようなことが仮にあるとしたら、形だけのISOでしょうし、また、品質管理責任者や内部監査員の力量があまり高くないかもしれませんね。
内部監査員の力量に関しても教育訓練が必要だ(資格をとっていればいい、というのではなく・・・一級建築士が耐震偽装を行なった事例が教訓になっているようですが)と、2000年版の規格要求事項には明記してあります。
私の職場では、トップダウンになりがちな職場環境を、ISOによってボトムアップにして、全員が問題意識をもつきっかけにしたくて、内部監査を全員で行なっています。経営者も、内部監査で鋭くスタッフに切り込まれていますよ!!

投稿: miho | 2009年2月13日 (金) 08時38分

この意味分かってくれると思ったんだけど・・・。

因に・・・、
耐震偽装は、単に刑事犯罪です。ここで出す例ではないと思います。
資格は持って当然最低条件。
それを使う人のモラルがどう働くかです。

投稿: ikku | 2009年2月13日 (金) 13時01分

ikkuさん、コメントありがとうございます。
ikkuさんのおっしゃりたいことはよく分かりますヨ!

投稿: miho | 2009年2月13日 (金) 18時25分

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