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田畑や沿岸部で働く人たちの笑顔を見るために

最近、農業法人の顧問先が増えてきました。法人化したので、経理や経営を指導してほしいというのです。

また、ある団体から、漁業者たちに経理を指導してほしいとの依頼がありました。

これらはどういうことを表しているのでしょう?

私は、「農業経営アドバイザー」という資格を持っていますが、受験のときに受けた研修で、講師が言っていたことばと、漁業者への経理指導を依頼してきた団体の担当者が言っていたことばが、そっくりそのまま、同じでした。

それは、

「彼らは、生産者ではあるが、経営者ではない」

ということです。

いいものを生産するのは得意なのですが、それに付加価値をつけて販売したり、自社製品をPRしたり、どれだけ利益が出ているのかを把握したり、自社の財産や負債がどれだけあるかを把握したり、ということが苦手だということなのです。

その背景にあるのは、農協・漁協の存在です。

農協・漁協に出荷していれば、向こうで等級づけをしてくれて、商社等に販売してくれます。貸倒を心配する必要もありません。売った代金が通帳に入金されると、仕入代金を差引いてくれます。

つまり、いいものを作ってさえいれば、「後はお任せ」でもやっていけたのです。

しかし、なぜここで、「経営者」になることを求められてきているのでしょう?

それは、非常に抽象的な表現になりますが、「経営者」でなければ、「生産者」にすらなれなくなるような時代が到来した、ということなのでしょう。

農業法人の顧問先は、すべて、自社のパソコンに経理ソフトを導入し、自社で品目別に損益の管理をし、予算と実績の比較が適時にできるような体制になっています。

漁業者の皆さんに対しても、決算書が、税務署に提出するためだけのものではなく、自社の経営発展のためのものと認識してもらえるように、頭を絞って考えていきたいと思っています。

そのことが、田畑や沿岸部で働くことのやりがいや、裕福な生活につながり、優秀な後継者を輩出したり、やりたい人たちがたくさん集まる地域になったり、ということまで発展していけたら、素晴らしいことだと思います。

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