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人生を賭けた演奏

9月のことになりますが、地元のお寺の本堂で開催されたクラシックコンサートで、チェロの堤剛さんの演奏を聴きました。

堤さんと私たちとの距離は、3メートルあるかないか、というところでした。

堤さんが演奏中に発する、「ふんっ!」とか、「はぁ~・・・」などという息遣いまではっきり聞こえました。また、楽器の木目までもしっかり見ることができました。

演奏は、本当に感動しました。

昨年の前橋汀子さんのコンサートでも感じたことですが、このような超一流の方の演奏は、その方が人生のすべてを賭けているということが、聴いているほうにもひしひしと伝わってくるのです。

それは、例えば、東京や海外の一流のホールであっても、地方の小さなお寺の本堂であっても同じらしいのです。

主催者であるお寺の住職さんと奥様のお話を、後日聞くことができました。

楽屋を知っている住職さんは、彼らが、演奏の直前まで楽譜に目を通して集中力を高めていて、言葉をかけることができないほどの緊張感がみなぎっていた、と言います。

堤剛さんの紫綬褒章受章のニュースをお聞きし、その演奏はもとより、生き方に励まされたことを、思い出しました。

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