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複式簿記

複式簿記は、今から500年以上前、イタリア人のルカ・パチオリが考案したものです。

企業形態の進化や信用取引の開始などにより、企業の経営成績だけでなく、財産状態を知る必要に迫られ、考えられたものではないかと思います。

複式簿記に特徴的で、また、初めて接する方に分かりづらいのは、1つの取引を「借方」と「貸方」の2つに区分する、という点ではないかと思います。

例えば、売上が1,000円あったとすると、それが現金取引だとすれば、

(借方) 現金 1,000円 / (貸方) 売上 1,000円

という会計処理をします。

それが、もし信用取引(お互いの信用により、後日現金の授受をすると決めたもの)であれば、

(借方) 売掛金 1,000円 / (貸方) 売上 1,000円

という処理になるのです。そして、後日、代金を回収したときには、

(借方) 現金 1,000円 / (貸方) 売掛金 1,000円

という処理をし、「後日現金を受け取ることのできる権利」である「売掛金」の残高は、借方と貸方が相殺されるためにゼロとなるのです。

おもしろいのは、借方が「現象」だとすれば、貸方が「原因」だということです。

例えば、現金が1,000円増加している、という現象が発生している原因は、貸方を見ると分かるのです。

すると、売上が原因だったり、売掛金という債権が消滅したのが原因だったり、他者からの借入金によるものだったりするということが分かるのです。

何となく、この考え方は、経済取引以外にも当てはまるような気がします。

例えば、

(借方) 職場 / (貸方) 家庭

(借方) 子ども / (貸方) 親

とか、自分自身のことについても、

(借方) 現在の自分 / (貸方) 過去の自分

と考えられるような気がします。

おもしろいような、怖いような、・・・

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