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流してほしいもの

長男と次男が、新しい保育園に入園するに当たり、保育園から「調査票」を手渡されました。

そこに、出産時の状況や予防接種の履歴を書く欄がありました。

出産時がどのような状況だったかは覚えていますが、子どもたちのそのときの身長・体重は覚えていません。

予防接種も、だいたいは受けていて、その年齢にならないと受けられないものだけが残っていたと記憶していますが、接種年月日までは覚えていません。

すべて母子手帳を見れば分かることなのです。

しかし、母子手帳は津波で流されてしまいました。

出産した病院は仙台でしたので、出産時の記録は残っていると思いますが、予防接種は町内で受けていましたので、町の保健センターも津波のため、何も残っていません。

母子手帳の中には、妊婦健診のときの、エコーの写真なども入れておいていたのです。

うちでは子どもたち3人とも夫立会出産で、健診時もほとんど主人がつきあってくれていましたので、その写真を見ながら、「この子たちが大きくなって、この写真を見たら何て言うかな」と話したりしていたのです。

一方、先日、主人と父が町の拾得物コーナーに行きましたら、私の高校1年生のときの通信簿が見つかりました。

保護者のコメントの欄に、母が事細かに小言を書いており、欄が足りなくて裏面にまで書き綴っている有様です。

津波も、せめて、流してほしいものはそのまま海の底まで流してくれればよかったのに、と思います。

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コメント

流して欲しいもの。 久しぶりに笑ってしまいました。
もっと年月がたつと、懐かしい母上の字と云う事で、思い出に浸れるかも・・、しれませんね。

投稿: トマト | 2011年5月10日 (火) 13時43分

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