« 2011年8月 | トップページ | 2011年10月 »

2011年9月

第14回おながわサンマ収獲祭!!

女川町恒例の、サンマ収獲祭が、10月2日(日)、女川町総合運動公園で開催されます!

110930_18250001


例年ですと、女川湾に面した魚市場近辺で開催されるのですが、今年は震災で岸壁が水没したりしている関係で、高台にある運動公園に場所を移しての開催のようです。

今年は開催されるのかどうか、危惧していましたが、女川町民はそんなことではへこたれないのです!!

規模を縮小し、また、これまで全国に大々的にしていたPRも、今回は、どちらかというと町内の被災者中心だったようで、町外に住んでいる人たちにはあまり知られていないのですが、昨年までは、女川町に向かう車で、ものすごい渋滞で、サンマの炭火焼に並ぶ人の列がとぐろを巻いていました。

9:50からステージでオープニングイベントがあり、映画上映会や夜には花火もあるそうです。

皆さん、是非いらしてください!!

そして、女川のサンマを堪能していってください!!

| | コメント (0)

検証済??

復興支援策、というものは、どうやって決められているのでしょうか?

例えば、失業保険の受給の期限が3ヶ月延長になりましたが、その結果、被災地ではどうなるのでしょうか?

今の状況下で、失業保険の受給者がどのような日々を送っているか、検証はしたのでしょうか?

疑問に思うことが多々あります。

| | コメント (0)

映画「エクレール・お菓子放浪記」、石巻で上映開始

石巻を舞台にした映画「エクレール・お菓子放浪記」の上映が、いよいよ、地元石巻で始まります。

今日は、市内のホテルで、その試写会と記念の式典があったようです。

一般公開は、10月1日より、ワーナー・マイカル・シネマズ新石巻(TEL0225-92-0711)です。

その他にも、学校等でも上映されるようです。

皆さん、是非ご覧ください!!

| | コメント (0)

2回目の復興支援

「復興支援」ということで、各地で、被災地の商品や農産物・海産物を買っていただく機会があるようです。

本当にありがたいことです。

都市部に住む、ある女性の方からは、「こちらでは、みんな、被災地を応援しよう、という気持ちになっていますよ」という言葉をいただきました。

うれしいですね。

でも・・・、と、考えます。

1回目は、「応援」・「支援」で買っていただけるのでしょうが、それは、「2回目アリ」でしょうか?

これだけ、「被災地応援」の機運になっているのですから、1回目に買っていただいたときに、

「あぁ、やっぱり買ってよかった!」

と感じていただけるような商品やサービス、対応でなければ、「2回目」以降はない、のではないかと思います。

買っていただけないのは、震災を忘れてしまうから、ではないのです。

商品やサービス、対応に魅力がないからなのです。

あくまでも、これらは、復興「支援」であって、「復興する」のは「自分たち自身」だ、ということを忘れてはならない、と思いますし、また、「1回目」を「買っていただけること」が、ものすごいチャンスをいただいているのだ、ということを肝に銘じたい、と思います。

| | コメント (0)

自転車との会話から

先日は長女の誕生日でした。

お祝いに、自転車を買いました(以前もあったのですが、津波で流されてしまったので・・・)。

さっそく、練習です。

長女の運動神経は、私が長女と同じ年の頃と同じくらいで、それほどいいわけではありません。

見ているうちに、私も乗ってみたくなり、久しぶりに自転車に乗りました。

初めは少しふらつきましたが、すぐに楽しくなりました。「気持ちいい~!!」

長女の乗り方をよく見てみました。

すると、ペダルの方を気にしながら乗ろうとしています。

あぁ、と思いました。

もう少し、前を向いて、広い視野でないと、怖いはずです。

地面ばかりを見ていたら、景色がめまぐるしく変わるだけでなく、周囲がどうなっているのかも分かりません。

楽しさには程遠いのです。

もしかしたら、今の状況も同じかも、と思いました。

時間的・空間的に、広い視野でこの状況を見ることができたら、たぶん、不安感は軽減されるかもしれません。

下ばかり見ていると、今後どうなっていくかが分からないままに、どんどん日々が過ぎ去っていき、心配だけが募ります。

長女が前を向くためには、もう少し、自転車とのコミュニケーション、信頼関係が必要だと思いました。

震災後の生活も、それを受け入れることが前向きになる一歩かもしれません。

| | コメント (2)

パジャマを着ずに

昨日の台風で、石巻市内でも数ヶ所、北上川の近辺の地域に避難勧告が出されました。

女川町でも、仮設住宅の一部の地域で浸水したようです。

幸いにも、私たちが住む地域は道路が冠水したものの、朝には水がはけていました。

ただ心配なのは、天気は晴れても、山間部で降った雨が河口付近に流れてくると、浸水するということです。

夕方、昨日とは別な地域で避難勧告が出されたようです。

昨日は、パジャマを着ないで寝ました。

えっ???

いつ避難勧告があってもおかしくない、ということで、着替えなくても逃げられるように、起きているときの服装で、ということです。

久しぶりに、避難所にいるときのことを思い出しました。

| | コメント (2)

台風15号

今朝、起きましたら、台風で、家の前の道路がすっかり川のような状態になっていました。

びっくりしていましたら、10分くらいで水ははけました。

しかし、職場から帰ってくると、朝よりも大変な状態になってしまっていました。

ある程度の避難準備はしていたのですが、いざとなると、緊張感が漂っています。

皆さんもお気をつけてください。

| | コメント (0)

広告効果

通常、半年間、同じところの広告を、毎日、すべてのテレビ局で放送したら、いくらくらいの広告効果があるのでしょう。

震災で、幸か不幸か、同様の状況になり、全国、そして世界中で、被災地の地名が認知されるようになりました。

このことをどう考えるか・・・ですね。

| | コメント (0)

謙遜不要

今日は、東京で研究大会、そして、懇親パーティがありました。

パーティで、福島にお住まいの方お2人とお話しました。

「海で獲れたマグロは、同じ場所で獲れても、それが水揚げされる港で、○○産、となる。銚子だったら千葉県産、気仙沼だったら宮城県産、小名浜だったら福島県産。小名浜に揚がったマグロは、仕入がキロ300円のものが、市場に行くとキロ100円にしかならない。これが、資本主義経済です。生産したり、扱ったりする人の心とか思い入れとか、そういうものが価値に転嫁されないような資本主義で、本当にいいのか」

「原発でヒトは直接亡くなっていない。牛はたくさん死んでいるが、それも直接原発のせいではなく、餓死や処分で殺された。つまり、ヒト(国)に・・・。チェルノブイリのときには、牛も一緒に避難したということだ」(・・・でも、別に彼は原発賛成論者ではありません)

「家族が分かれて暮らしている。それが長く続けば、父親不在の家庭になる。下手すりゃ離婚になるかもしれないし、母親は、放射能に対する半端な知識で過敏になり、それが子どもによくない影響を与えている」・・・

何もできないけれど、心の中で応援します、と、謙遜なさっておっしゃる方が何人もいらっしゃいます。

ありがたいことです。

でも、それなら、できるだけ、福島のものを、高く買ってください。

それなら、地元でもできるはずです。

皆が買えば、価格は下がらないのです。

これくらいは、誰でも理解できるはずです。

それくらいの「応援」なら、できるはずです。

ちなみに、おととい、家族や親戚に、福島のぶどうと桃を送りましたら、皆喜んで、おいしいと言っていました。

西日本でも同じ反応でした。

これまで、何にも考えなくてもおいしくて安全なものを、安心して食べることができたのは、それを淡々と生産してくれていた人たちのおかげです。

今こそ、そういう生産者の方々に、恩返しをするときではないでしょうか?

そして、「心の中で」だけでなく、「行動する」ということが、その悲痛な思いを、日本全体で分かち合う、ということではないでしょうか?

| | コメント (0)

補正予算とざくろ坂プロジェクト

今、第2次補正予算による種々の補助の手続きが進んでいるようです。

その中でも、グループ化による復旧費用の3/4を補助する、という制度に申請しようとする企業が多いようです。

第1次補正の際の、同様の補助は、地元石巻では2社しか該当せず、多くの企業が肩を落としたようです。

そのときに作ったグループが、小規模なものが多く、採用されなかったようです。

第2次では、もう少し規模を大きくしたグループ化が必要なようです。

なお、第3次というものも、来月あたり決定するようですが、実際には12月に法制化され、来年1月頃申請開始、2~3月に受給、となるようですので、震災から丸1年、ということになります。

何とか知恵を出して、従来と違う手法で経営を考えることも必要かもしれません。

なお、登山家の田部井淳子さん、作家の内館牧子さん、女優の倍賞千恵子さん、歌手の小林幸子さんたちのお声掛けにより、東京・品川駅近くのグランドプリンスホテル新高輪の一角で、被災地で復興に携わっている人たちと、それを応援する人たちとの交流ができるスペースがあるそうです。

「ざくろ坂プロジェクト」という試みのようです。

出店は無料だそうです。

すでに福島等では出店しているところがあるそうです。

詳細は、ざくろ坂プロジェクトHP ↓ ↓

http://www.zakurozaka.jp/index.php

お願いいたします。

関心のある方は、私までご連絡ください。

| | コメント (0)

TKC東北会秋期大学in世界の福島

昨日は、TKC東北会の秋期大学が福島市で開催されました。

ホテルの会場は、参加した多くの会員でぎっしりと埋め尽くされました。

内容は、岩手・宮城・福島の沿岸部の事務所で、甚大な被害を受けた先生方のパネルディスカッションでした。

淡々としたお話の裏側に、隠されたいろいろなものを感じました。

福島のパネラーの先生は、今、お仲間の先生の事務所で業務をなさっていて、そこが11ヶ所目の仮事務所だということでしたし、今後の業務は、原発の賠償金の申請書の作成が主なものだとお聞きしました。

本当に大変だろうと思うのですが、普通になさっていて、本質を教えてくれたTKCの故・飯塚毅会長に感謝しているとのお話でした。

そのご様子に、逆に少し心配になってしまいました。

懇親会も、本当に盛り上がり、全員がひとつになったような感じがしました。

人の温かさ、優しさ、そして強さを感じた1日でした。

主催者である福島県支部の先生がたが、「世界の福島にようこそ」とおっしゃっていました。

本当に、いつか、「世界の福島」になるのだ、と思います。

「HAPPY ISLAND」=福(HAPPY)島(ISLAND)に、なっていただきたい、と思っています。

| | コメント (2)

八角磨盤空裏走(はっかくのまばん くうりをはしる)

今日9月13日は、表千家7代目家元の如心斎(じょしんさい)の命日です。

如心斎は、表千家の中興の祖と言われ、家元制度の確立や「七事式」と呼ばれる7つの茶道の式作法を制定するなど、表千家の再興に尽力しました。

そういった功績を讃え偲ぶため、その命日を、彼が大徳寺の大瀧和尚から授かった「天然」という号にちなんで、「天然忌」として、茶事を催します。

如心斎は、「八角磨盤空裏走(はっかくのまばん くうりを(に)はしる)」という禅語により悟りを得た、とのことです。

如心斎が生きた時代は西暦1,700年代でしたが、これはそれより400年ほど前の、大徳寺の大燈国師の言葉です。

「八角磨盤(はっかくのまばん)」とは、鋭い岩でできた石臼のような古代の武器のことだそうです。それが、空中を飛ぶ、というのですから、ものすごい破壊力をもつ、ということです。

そういう武器が、空を飛んで万物を破壊する、というのは、通常では考えられないことですが、この言葉は、この世では合理主義を超えるものも起きうるのだ、ということを表しています。

如心斎の時代から300年を経て、今回、この言葉通りのことが現実となりました。

「無一物中無尽蔵(むいちもつちゅうむじんぞう)」という言葉もあります。

何もないということは、失うものがない、つまり、逆に考えれば、無限だということです。

今こそ、悟りを得る絶好の機会なのです。

| | コメント (0)

企業に対する宮城県の支援策

宮城県では、震災で被害を受けた企業に対し、支援制度が設けられたようです。

◆商業者の事業再開支援制度

 震災で大きな被害を受けた商業者の事業再開に必要な施設及び設備の整備に要する費用を補助

  *対象・・・施設が全壊またはそれに近い大規模な被害を受けた中小企業の商業者で、県内で事業を再開する方

  *対象経費・・・施設及び設備の復旧または仮店舗の確保などに要する経費

  *補助率・・・対象経費の1/2以内

  *補助限度額・・・上限300万円・下限100万円

  *申込期間・・・9/28(水)~10/12(水)

  *問合せ先・・・宮城県商工経営支援課 商業振興班 TEL022-211-2746

  **9/15(木)に宮城県のHPで詳細を掲載するそうです。

◆製造業者に対する支援制度

  震災で大きな被害を受けた製造業者(中小企業者)の事業再開・継続を支援するため、生産施設・設備の復旧に要する費用を補助

 

  *補助率・・・対象経費の1/2以内

  *補助限度額・・・上限2,000万円・下限100万円

  *申込期間・・・9/28(水)~10/12(水)

  *問合せ先・・・<食品製造業者>宮城県食産業振興課 TEL022-211-2963

        <上記以外の製造業者>宮城県新産業振興課 TEL022-211-2765

 

◆観光施設再生支援事業補助金

  震災により被災した観光事業者(中小企業等)の再建・復旧を支援するため、施設・設備の復旧に要する費用を補助

  *対象施設・・・①ホテル・旅館などの宿泊施設、②その他特に認める観光集客施設

 

  *補助率・・・対象経費の1/2以内

  *補助限度額・・・上限1,000万円・下限100万円

  *申込期間・・・9/28(水)~10/12(水)

  *問合せ先・・・宮城県観光課 TEL022-211-2823

◆宮城県雇用維持奨励金

  震災により、事業規模の縮小を余儀なくされ、雇用維持のための措置(休業・教育訓練または出向)を実施した事業主に対し、奨励金を支給

  *対象事業主・・・以下の両方を満たす方

   ①大震災発生時、県内に雇用保険適用事業所を有し、平成23年8月1日から平成24年3月31日までの間に、雇用維持のための措置を適正に実施した事業主

   ②国から雇用調整助成金または中小企業緊急雇用安定助成金の支給を受けた事業主

  *支給額・・・雇用維持のために要した経費の1/10相当額(大企業は1/9)

  *上限額・・・1人当たり1日1,000円

  *問合せ先・・・宮城県雇用対策課 TEL022-211-2772

  **上記①②に該当する事業所には、直接、書類が郵送されるそうです。

◆宮城県制度融資の利子補給

  県制度融資の災害復旧対策資金(東日本大震災災害対策枠)、または、みやぎ中小企業復興特別資金を借り入れている方で、事業所のある市町村長からり災証明書などの交付を受けた方に対して、両資金合わせて融資額3,000万円までの利子を3年間補給  

  *問合せ先・・・宮城県商工経営支援課 商工金融第1班 TEL022-211-2744

            http://www.pref.miyagi.jp/syokeisi/

今後、また詳しい情報が入りましたら、お知らせします。

 

| | コメント (0)

福島の桃と女川のサンマ

先日、福島の方から桃を送っていただきました。

110910_16240001


大きくておいしそうな桃です。

箱の中に、福島県知事のお墨付きのメッセージが入っていました。

110910_16220001


皆さん、おいしかったですよ。

農家の方からは、もう梨がピークで、桃は時期が遅くなったと言われましたが、まだお店では売っていますので、皆さん、是非召し上がりください。

福島県やその近隣県では、きちんと測定器で測定していますので、安心です。

また、今日は、女川にもサンマが水揚げされました!


110912_19210001_2


さっそく、夕飯のおかずになりそうです。

皆さん、是非ご注文くださいね!

おいしいものに囲まれて生活できる私たちは幸せですね。

| | コメント (0)

9月12日ニュース23

来週の月曜日、9月12日の「ニュース23」で、女川町のサンマの会社のことを放送するそうです。

女川町は、サンマの水揚げが毎年本州一を誇っていました。
女川の水産加工会社や製氷施設の団体が、毎年、漁船誘致のために努力したことや、「サンマ収獲祭」を開催し、たくさんの観光客が、女川のサンマに親しみをもっていただくのに貢献した、ということもあります。
そして、女川のサンマのブランド化に最も貢献したのが、今回取材を受けた会社ではないかと思います。
何よりも鮮度、そして大きさ(ほとんどの方が「見たことない」と驚かれます)!!!
鮮度を保たせるために、いろいろな研究をし、いち早く取り組んできた会社です。

しかし、町の加工工場・設備、製氷施設、魚市場、そして、社員の生活の場である自宅が、すべて津波で流されました。

その会社の社長は父の子ども時代からの友人でもあります。

専務は社長の子息ですが、私たち姉妹と同年代ですし、そのまた子どもも、同級生です。

皆さん、お見逃しなく!!

秋の味覚を早く皆さんにお届けしたいという、懸命の取組みを、是非、応援して下さい!!!

| | コメント (0)

ひまわりの種

そろそろひまわりの花が、種に変わり、頭を下げています。

家に植えたものも、昨日あたり、一輪分、茎を切ってみたようです。

庭に植えたときには、種は縞模様だったような気がしましたが、今回穫れたものを見てみると、黒の無地の種が、ぎっしりと固まっています。

それを見て、

「あぁ、私たちは、種なんだ」

と思いました。

私たちの今の思いや経験は、次の世代に伝えていかなければならないと思います。

そのために、同じ種でも、植えられずに終わったものや成長途中で枯れてしまったもの、最後まで残って次の種を作るもの、いろいろあるでしょう。

でも、黙々と、淡々と、地面の中で根を張り、芽を出すチャンスを作っていかなければ、花は咲かないのです。

雨も降り、風も吹き、雪も降り、暑い日差しも照りつけるでしょう。

私たちは種なのです。

| | コメント (0)

見えてくるもの

おもしろいもので、こんな状況になると、いろいろなことが見えてきます。

すると、今まで点と点だったものがつながってきて、本質が分かってくるような気がします。

| | コメント (0)

まちの喪失

長男がまだよちよち歩きのときのことです。

家にいた母が、手が離せなくなっていたときを見計らって、彼は、玄関を出、門を出、道路に出ました。

母は、長男が外に出たことにまったく気づかなかったのです。

すると、車で家の前を通ったあるおじいさんが、長男が1人で歩いているのに気づき、車を降りて、長男を抱いて、「この子、お宅のお孫さんじゃないですか?」と家まで連れてきてくれたのです。

母はびっくり!!

私たちが住んでいたまちは、こんなまちでした。

どこに、どんな家族が住んでいて、どういう仕事をしていて、というようなことが、暗黙の了解になっているようなところでした。

しかし、私たちが住んでいたところは、津波ですべてを流されました。

家もなく、まちもなく、新たに家を建てることもできないため、その一帯は人の住まない地域になってしまいました。

子どもたちは、たくさんの温かい目と心に囲まれていたのです。

そんな多くの優しい人たちも、犠牲になってしまいました。

長男が生まれたばかりで、3歳だった長女が赤ちゃん返りになってしまって、どうしたらいいか分からないでいたとき、「町で、小学校のALTの先生が、子ども向けに英会話の教室をしてるよ。ちーちゃん(長女のこと)、興味があるんじゃないかな」と誘って下さった、金物屋さんの奥さん。

いつもプロパンガスの検針に来た時、楽しい雑談をしていってくれました。

いつも行く薬局の社長さんは、独身でしたがとても優しくて、私が結婚したときに、「三国一の旦那さんと結婚したね」と喜んでくれました。

長男がおむつかぶれになったときに、家まで来て、ステロイドの入った薬を使っていいものかどうか、見て下さいました。

我が家のホームドクターと言ってもいいほど、うちの家族は、具合が悪いと感じると、そのお店にいろいろ相談しに行っていました。

父の日・母の日になると、プレゼントを買いに行った洋品屋さん。社長さんも奥さんもいつも明るく、ざっくばらんな話が尽きませんでした。

記念写真を撮るときに必ず行っていた写真屋さん。毎回、スタジオで楽しい時間を過ごしました。

もう永遠にお会いすることができません。

なぜ、なぜ??

まだ信じられないのです。

無事だった方たちとも離れて暮らす日々が、もう半年になろうとしています。

子どもたちのクラスメートのお父さん、お母さんたちにも、いつも助けられていました。

「ちーちゃんのだけ残っていたから、持ってきてあげたよ」と、夏休みの小学校に残っていたアサガオの鉢を、我が家までわざわざ持ってきてくれたお母さん。

大雨が降ると、一緒に学校に行っていた子の家のお父さんが、一緒に車に乗せて学校まで送ってくれていました。

あの日から、何日経ったのでしょう??

ついこの前のことのような、でも、遠い日々のことのような、時間感覚が分からないのです。

| | コメント (0)

今生きていることだけの同志

震災後、ものすごく多くの方とお知り合いになることができました。

また、子どもの頃や学生時代からずっと会っていなかった友人たちとも、連絡をとることができました。

共通なのは、「今、ここに生きている」ということ。

このことだけなのですが、それだけで「同志」とさえ思えるのです。

懐かしく、温かく、生きていることに泣けてくるのです。

でも、・・・

| | コメント (0)

被災地視察プログラム

南三陸町で、大手旅行代理店と提携して、被災地の視察の際のプログラムを構築したそうです。

多くの個人や団体が、被災地を視察に来るのですが、中には、バスの中から30分ほど見学しただけの形式的なものもあるそうです。

私や主人も、多くの方をご案内しますが、震災前がどうだったか、とか、震災直後はどのようであったか、とか、津波に呑まれながら助かった方のお話とか、自宅や職場を失った人がどのように生活してきたか、とか、とにかく、いろいろなことをお伝えしたいのですが、限られた時間の中ですべてをお伝えするのは、本当に大変です。

こちらにいらした方は、例外なく、「来てみないと分からないね」とおっしゃいます。

ほんの一部しか見ていないと私たちが感じるような方でも、そうおっしゃいます。

私は、現場を見るだけでなく、そこに住む被災者の声も聞かなければ、視察の効果はほとんどないのではないか、と思います。

今のところ、これらは、被災地以外の地域に住む人たちとのコネクション・コミュニケーションのある人たちが、個人的に行なっているだけのような状態でした。

ですから、これを、「汎用化」「システム化」させた南三陸町の取組みは、すばらしいと思います。

被災市町村として、知っていただきたい被災現場を見ていただき、聞いていただきたい被災者の声を聞いていただく、被災前の状態との比較もできるでしょう。

他の被災地でも取り入れてみたいものですね。

| | コメント (0)

独りじゃないと思えるとき

最近、被災地以外にいらっしゃる何人かの方から、いろいろなお声掛けをいただいています。

いろいろなネットワークを通してお知り合いになった方々です。

どういうことをお話して下さるかというと、・・・

「今度、業界のシンポジウムがあるのだけれど、被災地でないところだと、震災のことを忘れてしまうかもしれないので、忘れないように、震災をテーマにしたいと思っている。ついては、現場を見たいので、そちらで視察できないか」

とか、

「すばらしい東北の幸を世界に発信したいので、レシピにそれらをふんだんに取り入れたい」

とか、

「震災の税制を提言するにあたり、現場で実務に取り組んでいる税理士としての意見を聞かせてほしい。誰よりも早く提言するから」と、お忙しいのに、手早く提言書をまとめ、私に確認してほしいと送って下さる先生もいらっしゃいます。

本当に、うれしく、ありがたいことです。

「困ったことがあったら、何でも教えてほしい」

とおっしゃって下さる方も多く、ありがたいのですが、もちろん、どんなことでも受け入れていただけるわけではない、と思います。

ある友人が、同じことを聞かれて、

「お金が欲しい」と伝えたところ、冗談だと思われたらしく、

「お金は、私も欲しいです」

と答えが返ってきたそうです。

ですから、冒頭のようにお話を下さる方は、本当にありがたく、うれしいのです。

そのようなことをお聞きするとき、あぁ、独りじゃないんだな、と思えます。

遠方から今でも多くの方がボランティアに来て下さっていますし、いろいろな団体からの義援金には、多くの匿名のご厚意がたくさんつまっています。

本当にありがとうございます!!

| | コメント (0)

« 2011年8月 | トップページ | 2011年10月 »