« 祝・女川マリンパル再開!! | トップページ | 職員の体験談 »

被災モデル校

長女の通う小学校の校庭に、被災した中学校の仮設校舎が、先日完成しました。

今週から、中学生が通っています。

以前の中学校は、ここの小学校から車で20分ほどのところにありました。

仮設校舎を建設するにあたり、PTAでも、会議が開かれました。

比較的被害の少なかった地域のため、どちらかというと、校舎建設に反対する声が多く出されました。

中学生が小学生と同じ敷地に入ることによる、小学生への心理的影響、スポーツ少年団の練習が校庭で思うようにできない、等々の意見でした。

長女は、4月からこの学校に転校してきました。そのとき、被災したことで転校してきた子はクラスでも学年でも1人だけでした。

しかし、同じクラスの子たちは、仲間外れにすることなどまったくなく、母親である私の顔ですら、すぐに覚え、授業参観に行くと、「ちーちゃん(長女の名前)のお母さん、来たよ」と長女に伝えたりするほどでした。

子どもたちのほうが、よっぽどおおらかです。

「もし、そんなに心配でしたら、実際にその中学校に行って、子どもたちの様子を見てから考えてはどうですか?」

「私も自宅がすっかり跡形もなくなりました。避難所やいろいろなところで、見ず知らずの人たちに助けていただきました。こんなときこそ、協力し合わなければならないのではないでしょうか?」

「メリット・デメリットなどを考えて、受け入れるかどうかを決めるよりも、いろいろなことが心配されている中、全国に発信し、自慢できるモデルを自分たちが作るんだ、という気持ちになったほうがいいのではないでしょうか?」

つい最近まで「よそ者」だったくせに、こう、意見を言いました。

会議が終わり、帰ろうとすると、何人かのお母さんから、

「よく言ってくれた」

「私も、その中学校の地域から転校してきた家なんです」

と、話しかけられました。

今朝、何人かの先生方が、小学校の近くの道路に立って、中学生が自宅のある地域から乗り合わせてくるバスが、小学生や住民に影響がないかどうか、見回りしていました。

ちょうど、たくさんの中学生を乗せたバスが入ってくるところでした。

あの時間でしたら、かなり早く集合しなければならないはずです。

帰りのバスも夕方4時頃だと聞きました。

部活はどうするのでしょう・・・

いろいろ心配なこと、かわいそうだな、と思うことがありますが、子どもたちは、きっと自分たちの力で解決していくことでしょう。

大いに、応援しています!!

|

« 祝・女川マリンパル再開!! | トップページ | 職員の体験談 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

これからもブログ楽しみにしています!

実家は跡形もなくなり、寂しいけど、両親のお墓だけは残ったので、これからも女川には足を運びます。
ほんとに、うにやあわび・・・思えば贅沢なものを日常的に食べていたんだな~  子供たちにも時々「うに食べたい!あわび買って~」とせがまれますが・・・・・(苦笑)・・・思い出だけでおなかいっぱいにはならないものね~   また、きれいな海に戻って海の幸を存分に味わいたいものです。

22日、お墓参りに帰省します。マリンパル寄ってみたいと思います。楽しみ!!

投稿: mitsue | 2011年10月12日 (水) 19時50分

普通の生活が出来る幸せ 思いやり 助け合い そんなことを
今回の震災で ものすごく感じたし 考えさせられました
 女川の子供たちをはじめ 被災地の子供たちは 身をもって体験したわけですから きっといい大人になってくれるでしょう
 楽しみです

投稿: まろ | 2011年10月12日 (水) 20時36分

mitsueさん、コメントありがとうございます。
ご両親のこと、全然知りませんでした。ごめんなさい・・・。
大変でしたね。
私たちは、他の地域の人たちには叱られるかもしれないけれど、あわびなんて、「買う」ものじゃなかったものね。
値段を知らずに活きのいいのを食べてたんだものね。
22日、もし都合がよかったら久しぶりに会いましょう!
何年ぶりだろうね。

投稿: miho | 2011年10月12日 (水) 23時25分

まろさん、コメントありがとうございます。
本当にそうですね。
今も、女川に「帰った」とき、子どもたちの友達は以前のように接してくれます。
その家族も同じです。
「戦友」みたいな関係なのかもしれません。

投稿: miho | 2011年10月12日 (水) 23時28分

miho先生、 こんばんは。
先日はいろいろお世話になりました。

子供たちののびやかさ、おおらかさにはほんとうに救われる気がします。

英国の寄宿学校などでは小学生の年齢から高校生の年齢までの生徒たちが同じ学校で過ごしたりします。

むしろ良い心理的影響がでて、日本でもそういう学校形態が私立だけでなく公立にも・・・となるかもしれないですね!
miho先生のような前を見た意見を発信するのはとても素敵なことだと思います。

さんまを食べてファイト!

投稿: とねこ | 2011年10月13日 (木) 17時55分

とねこさん、コメントありがとうございます。
先日は、多くの励ましとともに遠方からおいでいただき、ありがとうございました。
私自身も、大変勉強になりました。
英国の寄宿学校、そうですね!!
上の学年が、下の子たちにとっては憧れの的となり、上の子たちも模範となるような感じがしますね。
大変すばらしいアドバイス、ありがとうございました!
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

投稿: miho | 2011年10月13日 (木) 18時48分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 祝・女川マリンパル再開!! | トップページ | 職員の体験談 »