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リ・インカネーション

先日、家のあった場所に行ってみました。

わずかに残っていた門の塀や敷石、土台はすっかり撤去され、道路より少し高くなっていました。

この高さは、以前からのものなのか、後で入れた土でそうなったのか、分かりませんでしたが、高くなっている分、まだ自分の家の場所だと分かりました。

以前、解体の連絡が来たあとで、ダメもとで、解体業者の担当者の方に、「流されなかった庭石とさつきを、よけておいてもらえないか」とお願いしたところ、丁寧に引き受けていただきました。

それらも、きちんと別な場所に保管されていました。見ず知らずの私の願いを聞いていただけて、本当にありがたく思いました。

震災より以前から、今使っている建物や設備でも、いずれは使わなくなり、壊すことになったり、朽ちてしまうようになるのだろうな、と思っていました。

それがいつになるのか、そして、残すことが、後の時代の人たちの負担になるのではないか、と思っていたりしました。

震災で文字通り、何にもなくなってしまったあとで考えると、何もこんなにまでしなくてもよかったんでは?、と思えるのです。

が、ずっと前の時代をたどれば、震災前の状態が、昔から変わっていない、ということはあり得ないわけで・・・

変化しながら、まちや人や時代も、ともに変わってきたのでしょう。

変化の都度、新たな命がそこに吹き込まれ、息づくのであれば、その変化は、リ・インカネーション、輪廻転生といえるかもしれません。

我が家の場所は、公園になるかも、と聞きました。

私たちが生活していた場所で、いつか、未来の子どもたちの笑い声が響く日が来ることを祈っています。

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