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50歳の風呂敷

父が開業した頃からの、女川町のお客様から、先日ご連絡がありました。

「所長(父のこと)が開業したときの記念の風呂敷なんかが出てきたから、届けるから」

そのお客様は女川町に自宅と会社があります。

自宅はかなり高い場所にありましたので、流失しませんでしたが、会社の社屋や工場はすっかり流失し、また、その後の土地は地盤沈下が激しく、海の中になっています。

自宅を整理していたら、その方のお母様が大事にしまっておいて下さった風呂敷が見つかったそうです。

それを贈った父ですら、どこかにやってしまっていた(自宅は流失しましたので、仮にあったとしても、もうないですが)のに、すごいですね。

その他、父が50歳のときに開催したリサイタルの席次表や記念品、私が生まれたときの記念の風呂敷(そんなものがあったなんて、まったく知りませんでした!)なども、持ってきて下さいました。

思わず、涙が・・・

そんなに大事にしまっておいて下さったものを、私たちがいただいてしまっていいのか・・・

かえって粗末にしてしまうのではないか、と思いました。

その方のお顔をふっと見ましたら、その方の目も、私と同じ目になっていました。

開業記念の風呂敷は、人間でいうと、来年で50歳になります。

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