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個別指導

今日、お客様のところから帰ってくると、事務所の前に、小学生の男の子が自転車を引いて立っていました。

いきなり私に声をかけてきました。

「このへんで、算数を教えてくれるところはないですか?」

近所に塾があるので、そちらを指差して場所を教えると、

「そうではなくて、誰でもいいから、今教えてくれる人がいいんです」

どうやら土曜日が運動会で、今日は振替休日だとのこと。

家は近所の仮設住宅で、昼間は両親が働きに出ているので、誰も家にはいないし、勉強を教えてくれる人もいないということでした。

小学5年生とのことで、うちの長女と同じ学年なので、もしかして私でも教えられるかも、と思い、

「じゃあ、事務所の中で教えてあげるから、入んなさい」

小数点同士の掛け算が分からないということで、さっそく教科書の問題を開きました。

「まず、普通に筆算をして、そのあと、小数点以下のケタ数の分を下から数えて、小数点を打てばいいんだよ」

「これは、こうやって確認すれば、だいたい答えが合っているかどうか分かるよ」

すると、「へぇー、そういう風に教えてもらったのは初めてです」

「ここを塾にしようかな」

近所の小学校に、震災前通っていた小学校の仮設校舎があり、毎日そちらに通っているとのこと。

いつでもいいから、教わりに来なさい、と伝えました。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

たいへんいいお話を聞かせて下さりありがとうございます。
こういうことが本当にあるんですね。
その男の子にとってはどんなに嬉しかったことでしょう。
キット大きくなってからも忘れることないでのしょう。
またまた致知ですが、「縁を生かす」を思い出しました。
ご存じでしたらごめんなさい。
↓こちらが新聞広告で
http://www.chichi.co.jp/news/toppage/2140.html
↓こちらは一部の抜粋で
http://www.chichi.co.jp/img/ty/5story_tachiyomi_01.pdf

投稿: 久田@ナゴヤ | 2013年5月29日 (水) 08時45分

久田@ナゴヤ先生、コメントありがとうございます。
いやいや、私はけっこう、おせっかいオバサンなので、好きでやっていますので、本当に楽しかったですよ。
何と、偶然にも、先ほど、その子とお母さんが事務所にいらして、お菓子をもってお礼にいらっしゃいました。(その子は腹痛で病院に行った帰りだとのことです。)
しばし、お互いの震災の被害や学校の状況を話しました。
お母さんは、東南アジアからいらした人のようでした。
「仕事の迷惑だから、来ちゃだめよ」と諭しておられましたが、楽しいので、私としては、また来てもらいたいと伝えました。
帰り際、その子が、「将来、ここで働きます!」
すると、お母さんが、「お母さんもそれまで偉くなるからね」
本当に、将来待ってますよ。
しかし、私は心配になりました。
うちの子たちも、いろいろなところでお世話になっているのではないかと思うのですが、親の私は全然知りません。
いろいろな方に失礼をしているのではないか、お世話になりっぱなしではないかと、・・・今日帰ったら、さっそく子どもたちに質問しなければ!

投稿: miho | 2013年5月29日 (水) 12時57分

後日談がまた素晴らしいですね!
ちゃんとお母さんに報告した男の子、よほど嬉しかったのでしょうね、またそれを聞いたお母さんが親御さんとしての感謝の行動に出られたこと、お母さんの行動に伴ったこどもさんがまた夢をふくらませ、そしてそれをまた受け止めてあげる、素晴らしい連鎖だと思いました。
いいお話を聞かせて下さりありがとうございます。

投稿: 久田@ナゴヤ | 2013年5月30日 (木) 14時25分

久田@ナゴヤ先生、コメントありがとうございました。
うちの子もそうですが、今の子たちは、大人を遠ざけるとか、そういうことがなくて、無防備なほど素直に、話をしてきますね。
子どものクラスに行っても、「あっ、ちーちゃんのお母さんだ、ちーちゃん、お母さん来てるよ」「ゆうちゃんの靴箱はここです」と教えてくれたり・・・・
そのまま大きくなってもらいたいと思いますし、そういう子どもたちを包み込む大人に囲まれた地域でありたい、と思います。

投稿: miho | 2013年5月31日 (金) 18時06分

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