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親子

最近、事業承継を考えているお客様が増えています。

実際に社長を子どもに譲ったというところも多いのです。

しかし、まだまだお元気な先代社長は、事業が心配なのか、日々出社される場合が多いようです。

先代と後継者が親子の場合、特に男性同士の場合、意見が合わないことが多いようで、お互いの悩みのタネになっているようです。

親子でない後継者は、それを見聞きするたびに、

「それは親子の甘えだ」

と言います。

また、「先代が元気でいるからこそ、不満が出る。亡くなってしまったら不満どころか、相談したくても、する相手がいない。」

と、先代がすでに他界している後継者は言います。

外部環境は日々変わっています。

他方、外部環境が変わらなかったという時代はありませんので、そういう時代の変遷を乗り越えて生き残っている、という確かな実績もあります。

また、右肩上がりの時代と少子高齢化・人口減少の時代とは、同じことをしても結果が異なるということもあるでしょう。

さらに他方、それでも、人間としておろそかにはできないところは、どんな時代でも変わらない、ということもあるでしょう。

得意先も、設備も、人材も、資金も、まったくゼロの状態を想定して、後継者はどれだけ自分を発揮できるでしょうか?

これまで自分自身が成功してきたやり方が通用しない時代で、自分の考え方を変えざるを得ない状況で、先代の柔軟性はどこまで発揮できるでしょうか?

その環境下では自分にはできなかっただろうと思う想像力と、相手も神様ではなく1人の人間であり、毎日、どんなに年をとっても、昨日と同じ日がやってくることはない、初めての朝を迎えているのだと思うと、相手の大変さが理解でき、同じ悩みを抱える同士なのだという気持ちになれるのではないかと思います。

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